約5年ぶりとなる新しいWindows、Windows Vistaがもうすぐ登場します。発売直前の今、Windows VistaとはどんなOSでいったい何ができるのか、またWindows XPとは何が違うのか、Windows XPからWindows Vistaへ移行することにより何が変わるのかなど、について見てみることにしましょう。
普段なにげなく使っているパソコンですが、パソコンがどんな仕組みで動いているのか一度は気になったことがある人は多いと思います。実際にはとても複雑な仕組みで動いていますが、簡単に説明すると、パソコンは、CPUやメモリ、ハードディスクなどといった機械部分(ハードウェア)と、そのハードウェアを使ってさまざまなサービスを提供するソフトウェア、そしてハードウェアとソフトウェアをつなぐ役割を果たしているOSによって動いています。
OSはハードウェアとソフトウェアをつなぐだけでなく、パソコンとそれを使用する人との間の架け橋にもなっています。この架け橋はユーザーインターフェースと呼ばれ、ソフトウェアやハードウェアを使うための手助けをしてくれているのです。つまり、OSが進化するということは、パソコンがより使いやすくなることを意味しているのです。
多くのパソコンでは、WindowsというOSが採用されています。Windowsはパソコン市場のOSシェアで約90%を超える普及率で、見た目の視認性に優れ、マウスを利用した直感的な操作が特徴の、グラフィカルなユーザーインターフェースを採用しています。
Windowsは、1990年に登場したWindows 3.0から本格的にスタートしました。その後Windows 95で爆発的に普及し、Windows 98、Windows Me、そして別系統のWindowsとして誕生したWindows NTをベースに作られた2000とMeを統合したWindows XPへと進化してきました。この1月にWindows XP後継の新しいWindowsである、Windows Vistaがついに登場します。Windows VistaとはどんなOSなのか、主な特徴を見ていきましょう。
Vistaの登場によって変化するのは見た目だけではありません。機能だけでなく使い勝手も大幅に強化され、初心者にはより使いやすくなっています。
日常的に実行するファイル操作はエクスプローラーで行ないますが、このエクスプローラーがVistaでは大幅に強化されています。XPでは左に表示されていた共通のタスクが「コマンドバー」として新たに用意され、その代わりにウィンドウの左側には「ナビゲーションペイン」というツリー状のフォルダ階層が表示され、ファイルやフォルダの移動が容易になっています。スタートメニューもスッキリとしたメニュー表示になり、たくさんのソフトウェアがインストールされていても、起動しやすいように整頓されるようになっています。
セキュリティの強化も初心者にはうれしい機能です。Windows Updateは、自動化機能が強化され、更新処理の選択肢が増え、重要度の低い更新プログラムも自動的にインストールできるようになっています。
さらに、コンピュータウイルスと並び、最近新たな脅威として問題視されているスパイウェアからWindowsを守る「Windows Defender」も標準搭載されています。スパイウェアを監視したり、スパイウェアから保護したり、起動しているソフトウェアの動作状況をチェックしたりと、さまざまなオプション機能が用意されています。さらに、Windows Vistaで採用されるInternet Explorer 7には、フィッシング詐欺対策機能が搭載されています。
見た目や使い勝手がXPよりも向上するWindows Vistaですが、快適に動作させるためにはXPよりも動作条件が多少厳しくなっています。パソコンの新製品にはおそらくWindows Vistaが搭載されて出荷されることになるでしょうが、現在発売中のパソコンでWindows Vistaへスムーズに移行できる機種には「Windows VistaCapable PC」マークが付いていますので、購入の際は参考にして下さい。